ホーム Days Here all 2026-04-01 訪問診療のある、穏やかな一日

2026-04-01 訪問診療のある、穏やかな一日

実家には月に一度、
かかりつけのドクターが訪問診療に来てくださる。

以前は毎月通院していたのだけれど、
父の外出がだんだんと難しくなってきたため、
今のこの形になった。
本当にありがたいことだ。

かかりつけのドクターには、
もう40年来お世話になっている。
両親の過去の病歴は全て把握してくださっているので、
安心してお任せしている。
両親も絶対的な信頼を寄せていて、
もはや公私ともに気心の知れた間柄だ。
家族の歴史を知る、かけがえのない存在だ。

ドクターとのおしゃべりは
両親にとってはいつも楽しいひととき。

昔の海外旅行の話や車の話など、
限られた時間の中でも笑いが絶えず、
いつも和やかな空気に包まれている。

訪問の際には血圧や脈などの
チェックはもちろんのこと、
こうした何気ない会話の中でも、
ドクターはさりげなく両親の様子を丁寧に見てくださっている。

顔色や声の張り、滑舌など。
いつもと変わりがないかを確かめているのだろう。

これも長い年月のお付き合いがあるからこそ、
気づけることなのだと思う。

最期は自宅で、
このドクターに看取っていただきたい。
それが両親の願いである。

今日はその訪問の日だった。
部屋からはいつものように穏やかな笑い声が聞こえてきた。

今日という時間が、
静かに守られていること。
そのことに、そっと感謝する。

** 更新のお知らせメール

毎週水曜日の朝、
短いお便りとともに、
新しく書いた記事たちをメールでお届けします。
読みたいなぁと思った時に、
ゆっくりと開いていただければ幸いです。

お預かりしたアドレスは、更新のお知らせ以外には使いません。
詳細は[プライバシーポリシー]をご確認ください。
配信停止はいつでもできます。