実家へ。
夕食後にイチゴを食べた。
父と話している間に、
母がイチゴの用意をしてくれた。
「お砂糖かけるでしょ?かけとくわね」と、
昔からの習慣で、
母はイチゴが入ったそれぞれのお皿に、
お砂糖をかけた。
私はお砂糖はかけない派なので、
一瞬「え」と思ったが、
まぁしょうがないと思いつつ、
遠目に運ばれてきたイチゴに目をやって、
ギョッとした。
え?
イチゴの上に茶色っぽいものがかかっている。
何?きな粉?
お砂糖じゃなくて、きな粉かけちゃった?
母の認知症もついにこの域にきたか!?
頭の中をものすごいスピードで、
いろいろなことが巡った。
「お母さん、これ、きな粉?
ねぇ、きな粉かけちゃった?」
と聞くと、
「お砂糖よ〜」
と言う。
よくよく見たら、確かにお砂糖だった。
茶色の正体は
ブラウンシュガーだった。
びっくりしたわー、もー。
「イチゴにブラウンシュガーは合わないわね。
やっぱり白いお砂糖の方がおいしいわ」と、
母は笑っていた。

