今日は少し余裕がなかった。
時間のことが気になって、
気持ちはどこか落ち着かない。
起きてから朝食までの時間は、
いつものように一人で、
ゆっくり過ごした。
軽く身体を伸ばして、
呼吸を整え、
一杯分のコーヒーをゆっくりと淹れる。
1日の終わり、あとになって思う。
この時間があって、本当によかったと。
どこかにほんの少しでも、
立ち止まる時間があることは、
ささやかな支えになる。
毎日はだいたい慌ただしく過ぎてゆく。
時間に追われて、
小さなざわめきを抱えたまま、
次の日へと流れていく。
朝のひと時に
いったん立ち止まる。
深く息を吸って、
ゆっくりと吐き出す。
身体や心の中に溜まっているものを、
静かに手放してゆく。
That's it,
1日の景色は少しやわらいで見える。
駅へ急ぎ気味に向かう。
一駅分、電車に揺られて改札を出る。
階段を降りた先に、
ふいに広がったのは、
ケヤキ並木の爽やかな新緑。
ついこの間まで、
力強い枝ぶりを見せていたのに、
今は新しい若葉に包まれて、
柔らかな緑色に光が透き通る。
すぅっと風が通る。
さわさわと葉が揺れる。
少しの間、足を止めた。
今のこの景色を味わいたくて。
自転車が猛スピードで通り過ぎた。
そうだった。
急がないと。
時間は待ってはくれなかった。
足早に歩きだす。
いつもの日常が始まった。
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