朝から青空が広がり、爽やかなお天気だ。
昨日のどんよりした気分が嘘のように、
今日は晴れやかだ。
十年ほど前、
私の生活は鬱で荒れていた。
部屋は片付けられず、隅には綿埃が溜まり、
洗濯物はいつも山積みで、
その中から引っ張り出して着ていた。
ダイレクトメールが散乱し、
新聞もあちらこちらに積み上がった。
シンクには一週間分くらいの洗い物が放置され、
夏には臭いがするほどだった。
それでも、犬の散歩だけは行かなくてはならなかった。
誰にも会いたくなくて、
暗くなってから、パジャマの上に上着を羽織り、
下だけジーンズに履き替えて外に出る。
そんな日もあった。
薬のせいで目が覚めるともう夕方だった、
ということもよくあった。
夜はまた薬を飲めば眠れる、と思うだけで安心した。
けれど眠るほどに、朝がまた一日遠のく。
眠っている間だけが、
何も考えなくてすむ、唯一の救いのような時間だった。
そんな日々でも調子の良い日は出かけたり、
友人に会って楽しい時間を過ごしたりもしたはずなのに、
記憶はところどころ抜け落ちていて、
ぼんやりと霞んでいる。
あの頃、私はどんなふうに生きていたのだろう。
――
それでも今、こうして朝の光を見て、
「今日は晴れている」と感じている。
ただそれだけのことが、
こんなにもありがたいと思う。
あの頃の私は、
よろめきながらただ生きていた。
合わせてこちらもどうぞ🌿
2026-03-24 壊れて、また始まる
