静けさとは

Stillness

穏やかさ、心の余裕、余白のある暮らし、日々の所作を丁寧にすること。
私がこれまでの暮らしの中で大切にしてきたものは、
どれも「静けさ」から生まれているように思います。

静けさとは、何でしょう。

茶道や禅には、余計な音を立てず、
一つひとつの所作に心を向ける姿勢があります。
私はそれらに詳しいわけではありませんが、
そこには共通するものがあるように感じています。

音を立てずに何かをしようとするとき、
人は自分の手の動きや、
目の前のことに自然と意識を向けます。
急がず、雑に扱わず、「今、ここ」で行っていることに集中する。
そうすることで所作は丁寧になり、
心にも少しずつ落ち着きが生まれます。

音への意識は、周りの人への配慮にもつながります。
ドアを閉める音。
コップをテーブルに置く音。
何気ない動作から生まれる音が、
誰かにとっては負担になることもあります。
所作を丁寧にすることは、自分を整えることだけではなく、
周りの人を思いやることでもあるのだと思います。

静けさとは、音がないことではありません。

自分の所作に耳を傾けること。
目の前のことに心を向けること。
そして、自分の内側にある気持ちに気づくこと。

静けさとは、
自分の心を見つめられる状態のことなのかもしれません。

映像や写真、文章を通して、このサイトが、日々の忙しさから少し離れ、
自分自身に目を向けられる場所になればと思っています。

わたしについて

About Me

森の家と東京を行き来しながら、
映像、写真、文章などを通して、
日々の暮らしの中で見つけたものを届けています。

ゆっくりと流れる時間を映像に残し、
立ち止まって一枚の写真を撮り、
心に触れたことを言葉にする。

表現の方法はいくつもありますが、見つめているものはいつも同じです。
それは、静けさのある暮らしです。

現在は、夫と犬のモカと暮らしています。
一人息子はロンドンで生活しています。
数年前からは実家の両親の介護も始まり、
東京と森の家、実家を行き来する日々を送っています。

60代になった今、特別な出来事だけではなく、
食事を作ること、季節の変化に気づくこと、家族と過ごすことなど、
何気ない日常をこれまで以上に大切にしたいと思うようになりました。

これまでのこと

My Path

これまで、幼稚園教諭、会社員、フラワーアレンジメント講師など、
さまざまな仕事を経験してきました。
その後、自分で会社を起業しましたが、
心身の調子を崩し、続けることを断念しました。

乳がんの治療や、うつ病から回復し薬を手放していく過程も経験しました。
思うように動けない時期を過ごしたことで、
健康でいられることや、
何気ない一日を送れることの尊さを深く感じるようになりました。

やがて二拠点での暮らしを始め、自然の変化を身近に感じながら、
自分にとって無理のない生き方や働き方を見つめ直してきました。

大切にしていること

What I Cherish

私が大切にしているのは、どのようなときも、
自分の中にある静けさを忘れないことです。

感情は波のように揺れます。
うれしいこともあれば、望んでいなかったことも起こります。
怒ることも、悲しくなることもあります。
それらの感情を無理に抑えるのではなく、まずはそのまま受け止める。
そして少しずつ、偏りのない穏やかな状態へ戻っていく。
   時間がかかることもあるでしょう。

静けさの中に戻ったとき、自分が本当に感じていることや、
大切にしたいことが見えてくるように思います。

安心して戻れる場所は、どこか遠くにあるのではなく、
いつも自分の中にある。

自然とともに暮らしながら、しなやかに、軽やかに。
心の奥にある静けさに気づき、
日々の小さな幸せを大切にして生きていきたいと思っています。